パソコン購入、見えない罠

みなさんはパソコンを購入する時に何を基準に選んでいますか?

  1. とにかくかっこいいの!見た目重視!
  2. 持ち運び便利!サイズ重視!
  3. コスパでしょ!価格重視!
  4. わかんない。おすすめされるがまま。
  5. なが~く付き合う!スペック重視!

大体、こんなところだと思います。

重視!とは言ったものの、これらを複合的に考えて決めることが多いですよね。

どれもパソコン選びには重要な要素なので、基準として何も悪いことはありません。

ただし。ただし、です。結局は普段使うものなのでちゃんと動いてくれなければ困るわけです。

特に「3.価格重視」+「4.おすすめされるがまま。」は特に危険。ネットショップの場合は更に危険。

一般的によくある購入事故として、「事務作業に最適!メモリ十分動作サクサク!」なんていうウリ文句を信じて購入したパソコンが「メモリ不十分、動作亀並み」だったとか、最初はしっかり動いてたけど、ほんの数ヶ月で処理が牛歩「あの頃は良かった、、、」状態に陥ることが結構有ったりします。

一般的にパソコンは、平均的な標準性能が年々向上してきてます。5年前までハイエンドモデルだった性能が、今や標準!という具合です。

量産体制が取れるようになり、価格が下がっていくという要素が一番大きいのですが、他にもどんどん良いソフトが出てきているのでそれを動かすためにパソコン本体にも相応の性能が求められるようになってきているのです。

Lv1の勇者が最強の武器を装備出来ないんです。

もっと具体的に言いますと、5年前の標準スペックのパソコンで、HD動画はまともに再生できません。ということです。

だから。だからなんです!「メモリ不十分、動作亀並み」現象が起こるんです!昔取った杵柄パソコンが姿そのまま販売されているケースが沢山あるのです。

決して安い買い物じゃないパソコン、がっかりした経験はありませんか?

目的を見失うな!パソコン選びのポイント

偉そうなこと言ってないでさっさと教えろー!という声が聞こえてきそうなので、早速核心に迫りましょう。今回はWindowsにフォーカスしてお話を進めます。MACの場合は全く別のお話になってきますので、またの機会にお伝えできれば幸いです。

パソコンを購入するときの基準はズバリ3点!

  1.  パソコンの脳みそ「CPU」
  2.  パソコンの器用さの決め手「メモリ/RAM」
  3. 意外と速度感に干渉「ストレージ/ROM」

他にもパソコンを構成する要素は沢山あります。液晶の解像度だったりCD/DVD/BDが再生可能だったり保証やらグラフィック精度やら、、、このあたりも用途によってはもちろん大切ですが、あとで大丈夫。

さて、その3点を深掘りする前に、まず「パソコンを何に使うか?」、用途をなるべく具体的にイメージしてください。

例えば事務員さんの作業中心前提の場合。WordやExcel、メールやWEB検索、場合によっては動画編集や高度な画像編集(イラストレーター等)も使うかもしれません。また、今はその用途でも、今後何かしらのソフト導入があるかもしれませんので、スペックには少し余裕をもっておきたいところです。さて、どんなスペックを選べばいいでしょうか?

CPUを選ぶ

パソコンの脳みそ、CPU。Celeronとか、Interとか、core i5とか。主に処理速度に関係してきます。ここのスペックが高いと難しい処理もスラスラとこなしてくれます。一般的によく見かけるInterのCPUで性能の良い順に言えば

  1. Inter core i7
  2. Inter core i5
  3. Inter core i3
  4. その他

といったところです。今の標準値はi5。ただ、必ずしもこの順かと言うと実はそうでもなく、i7モデルの中にもバージョンがたっくさん存在します。最新のi5モデルが型落ちのi7を上回るなんて言うこともこともしばしば。

ではどうやって性能を見極めるか。昨今の情報化社会、ありがたいことにいろんなところでCPUの性能を数値化してくれています。

「CPU 比較」

これでWEB検索をすると親切な業者さんや詳しい先人達が比較表を作ってくれています。細かく検討したい場合はCPUの型番を控えた上、検索してみるといいでしょう。

どんな作業に特化するかでまた色々ありますが、特別な使い方をしない場合のとりあえずの指標としてi5ならi5、i7ならi7の中で数値評価が中間以下の場合は再検討、中間以上ならOKと線引きしておけば良いですね。

あとは、i3には手を出さないを徹底するだけでも落とし穴にハマる可能性はグッと減ります。

メモリを選ぶ

パソコンの器用さの指標、メモリ。言い換えると「どれだけ多くの処理を同時に行えるか」という部分に深く関係してきます。人間で言うところのキャパですね。お店によってはRAMなんて表記をしているところもあります。今の主流は4GB。8GBに片足突っ込んでる感じもします。

2GB程度だとExcelでちょっと数式入れたらフリーズ。。。なんてこともザラです。最低4GBは積んでおきたい所。かといって、Excel+パワーポイント+ブラウザ+メーラー+PC版LINEをを同時進行なんて使い方をする場合はそれでもフリーズしちゃう場合もあります。

ですがこのメモリというカテゴリ、ほとんどのPCで増設という必殺技が存在します。

パソコンの詳細仕様を確認すると、だいたいこんな欄があります。

これは「最初は8GB積んでますが、あとから最大32GBまで追加できますよー」という意味です。

ですから、実際に使ってみてパソコンの負荷状況を確認し、メモリ利用率が高すぎればあとから追加ができちゃいます。中には増設不能なPCも有ったりするので、ここは購入前にチャックするポイントの一つです。

結論から言えば、今の世の中8GB積んでいれば快適に動いてくれることと思います。

ストレージを選ぶ

俗に言う容量です。お店によってはROMなんて表記もされています。これは単純にデータの倉庫みたいなもので、どれくらいのデータを保存できるかというものです。

人によってはこれもメモリと呼ぶ事があるので、RAMと混同しないようにしたいところですね。

選び方の指標として、まずはストレージのタイプを把握しておくことです。

今の世の中ですと、HDDSSDという規格が存在します。データを保存するという目的は同じですが、特徴に差が出ます。

こう見ると「SSDでいいじゃないか!」となりますが、HDD最大の強みは価格の安さにあります。SSD128GBの値段でHDDだと500GB付けられたりもします。

だからといって、SSDは捨てがたいものです。電源入れてから使えるようになるまで何分待たせるんだ!うりゃー!なんて経験をされた方(されてる方)も多いと思います。

この点を踏まえて、オススメは小さな容量でもいいのでSSDを選択する。これにつきます。

電源をつけて使えるようになるまでには、実はパソコンがストレージから環境を読み込む作業が発生しています。環境というのはWindows7とかWindows10とか、OSと呼ばれるものですね。OSは多くの場合、自分でインストールせずに最初から備わってるものなので、ただのハコだと思っている方も多いのですが、実は立派なアプリケーションのひとつなのです。当然、そのデータはストレージに格納されますので、読み込みが必要になります。

これがSSDに格納されていると起動が速いという具合です。

そこで対策を結論付けるならば!

基本のストレージはSSDを選択!予算が少なければ容量は小さくて結構!ファイルの保存は外に逃がすべし!

ということです。なんのことはないアドバイスですみません。具体的な対策としては

  1. ファイルの保存はドロップボクスなどのクラウドを使う!今っぽくてカッコいいですね。
  2. ファイルの保存は外付けHDDに!メモリの増設と似たような考え方ですね。

要は、速度を重視した結果、本体の容量は小さくなってしまっても、保存環境はいくらでもあるということです。

かさばるのが嫌な人は1。サクッと大容量を手にしたい人は2。そんな具合で検討してはいかがでしょうか。

また、数はまだまだ少ないですが、最初からSSDとHDDが内蔵されたハイブリットなるものが存在します。興味のある方はそちらを探してみてはいかがでしょうか。

総括! & 宣伝!

  • CPU=i5以上

  • メモリ=4GB以上(増設枠要確認)

  • ストレージ=小さくてもSSD

このあたりの構成を重視して検討してみてください。携帯電話と同様に、メーカーで選ぶ時代はすでに終わりを告げています。

一般的な利用であれば、まず問題には至らない、または対処できるスペックと言える事でしょう。

ここから先は贅沢品。ご自身の欲求にしたがって、「液晶はフルHD!」「BDも読み込みたい!」「HDMI接続必須!」の要素を網羅して、自分にあったPCをお求めください。

さて!そんなこんなで、上記を踏まえたお買い得PCの宣伝です!

本当の意味で、事務作業に最適なPCをご提案します!同じスペックの他機種だと本体だけでこの価格を超えます!在庫限りのお買い得品、是非ともお求めください。